2018年09月18日

特殊清掃の現場から考える人と人とのつながりの大切さ

遺品整理・特殊清掃業を営む友心で働き出して約2ヶ月の新米、徳永です。遺品整理業の傍ら司法試験にチャレンジしています。

 

さて、特殊清掃と言われて皆さんどんな現場を清掃することを想像しますか?例えば死臭が広がっている・体液が染み込んでいる・蛆が湧いているといった、ものを想像するかと思います。
ただそれは想像の域であり、実際の現場は想像以上に凄惨なものでした。実際に死臭・虫が飛び交う現場を肌で感じ、これからこの業界に携わる者としては恥ずべきことかもしれませんが、最初の特殊現場では部屋の中に入ることもままならない状態でした。

 

こうした現場では、亡くなられた方は大体死後数週間から数ヶ月で発見されています。親族の方が発見される場合もありますが、腐敗による死臭の発生でマンションであれば周辺の住民が臭いにより気付くといったことがほとんどです。亡くなられた方は、誰にも看取られることなく、死臭により発見されるという最後を迎えたかったわけではない。それは今生きている皆さんも同じだと思います。ただ現実に上で述べたような現場は増えていると思います。私が入社してから見積りに同行した件数は既に10件を超えています。

 

このような誰にも看取られることなく死後何日も経過して発見されることを孤立死(孤独死)と言われています。原因は様々で、核家族化やそれに伴う高齢者の一人暮らし・熟年離婚・生涯未婚率の増加、などが挙げられるでしょう。ただ様々な要因の中でも取り上げたいのは家族・地域とのコミュニケーション不足です。日頃からこれらのつながりを持っていれば周りが異変に気付き死臭により発見されるといった事態は防げると思います。
ただコミュニケーションを取るといっても、核家族により疎遠状態にある家庭・地域での不審者報道等により気軽にコミュニケーションを取れる時代ではなくなっており、難しい問題なのかもしれません。しかし、疎遠状態にあるといっても家族であることに変わりはなく、久しぶりの連絡に嬉しさが必ずあると私は信じています。また、各地域では市町村がコミュニケーションの場として様々な催しを行なっており、そこに積極的に参加することでつながりは必ずできると思います。

 

万人に平等に訪れる死、であるからこそ事前の準備が必要ですし、それは自分で決める事ができることでもあります。どうか皆さんも自分の最期はどう在りたいのか、どのように迎えたいのかをこのブログを通して今一度考えてほしいと思います。

 

人生は1度きり、2度はないからこそその日が突然訪れても後悔のない人生だったと言える日々をお過ごしいただけると幸いです。

 

 

株式会社友心
徳永達也(とくながたつや)