久留米から物(モノ)に宿る想いを繋げる取り組み
私たちは、遺品整理や生前整理の現場で生まれた不用品をただ廃棄するのではなく、できる限り「次に必要としている人へと繋ぐ」ことを大切にしています。久留米にある倉庫を拠点とし、持ち込まれた品々を国内外のニーズに応じて丁寧に仕分けし、新たな持ち主のもとへ届ける仕組みを構築しています。
[リユースで想いを繋ぐ— 捨てるのではなく、新たな価値へ]
不用となった物をそのままの形で繰り返し使う「リユース」は、環境負荷を減らすだけでなく、経済的にも負担を軽減できる持続可能な取り組みです。たとえば、ご遺族にとっては手放しづらい故人の愛用品も、誰かが必要として大切に使い続けてくれることで、その想いが引き継がれます。単なる不用品ではなく、物に宿る記憶や感情を未来へと受け継ぐことこそが、私たちの使命だと考えています。
[国内では不要でも、海外では必要とされる品々]
現在の日本では需要が少なくなった大型家具や食器類、来客用の座布団なども、海外ではまだまだ必要とされている地域が数多くあります。たとえば、日本では処分対象となる婚礼家具や欄間付きの和箪笥も、海外ではデザイン性の高い家具として再利用されています。また、使われなくなった食器や鍋類も、物資が不足している国々では生活必需品として役立っています。
そのため、私たちはできる限り廃棄物を出さないよう心がけ、海外のリユース市場へと輸出するルートを確保しています。これは単にゴミを減らすだけでなく、地球温暖化の軽減にもつながる重要な取り組みです。
[リユースが難しい物も、人の役に立つ形で活用]
一方で、国内外のどちらでもリユースのニーズがない品物も存在します。しかし、それらを単に処分するのではなく、社会貢献の一環として活用できる方法を模索しています。
例えば、生活困窮者支援の施設や被災地支援活動を行う団体へ、家具や家電を寄付する取り組みも積極的に行っています。災害時に家財を失った方々にとって、ベッドやテーブル、冷蔵庫などの生活必需品は必要不可欠です。こうした支援活動を通じて、不要になった物が新たな価値を持ち、人々の暮らしを支える一助となっています。
[「捨てる」ではなく「生かす」選択を]
遺品整理や生前整理の場面では、「物をどうするべきか」という選択を迫られることが多々あります。しかし、「捨てる」ことがすべてではありません。物には、それぞれの持ち主の想いが宿り、その価値を必要とする人が世界のどこかにいるかもしれません。
私たちは、単なる片付けではなく、こうした「想いの橋渡し」をすることで、環境にも社会にも貢献できる取り組みを続けていきます。「いらなくなったから捨てる」のではなく、「必要な人に届ける」選択肢があることを、一人でも多くの方に知っていただけたら幸いです。
これからも、私たち株式会社友心は、遺品整理専門会社だからこそ「物に宿る想いを繋げる」活動を大切にしながら、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。