「不幸」を最小限にしていける社会をともに目指したい

前職は日経 BP 社にて雑誌の編集者をしておりましたが、現在は家業である寺院に戻り、副住職を努める傍ら一般社団法人良いお寺研究会にて代表理事として活動しております。当法人は仏教界と産業界をつなぎ、寺院再生、地方創成に寄与すべく活動している団体です。

いま寺院のもとには、生前整理に関する相談が増えています。また、孤独死の問題も大きな課題になっています。仏教界がそうした相談にいかに寄り添っていけるか。これが大きなテーマになっています。友心まごころサービスの岩橋さんとは５年以上の付き合いになりますが、「現場目線」で貴重な情報を戴いています。生前整理というととかく、「断捨離」というフレーズが飛び交い、「過去をなきもの」にしようという風潮ですが、岩橋さんのスタンスは「生前・遺品整理を通じて希薄になりつつある親族関係を取り戻しましょう」ということとお見受けします。「つながりを大切にする」という観点では仏教界とも相通ずるものを感じております。

生前整理・遺品整理業界と仏教界が手を携え、ともに「不幸」を最小限にしていける社会を目指して共に活動できればと思っております。